倉木麻衣の歌詞に否定的な人は多い。彼女の歌詞は稚拙で奇麗事ばかりだという。本当にそうなのか。いいや、倉木麻衣の歌詞は、楽観主義に生きる力強い人生観に裏づけされた、深く味わいのあるものなのだ!ということを書き綴っていくブログです。
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わたくし、SaySayは音楽に関してはだいぶ無知なので、サウンドに関して批評していくのはなかなか難しいものがあります。しかも、音痴ですし・・・。しかし、そんな私でも詞ならば何か綴れるのではないか、そう思いブログをおこすことにしました。

「最近、倉木麻衣の歌詞に対して批判的な論調が目立つように感じます。私も若干質が下がったと思わないでもないのですが、それでも倉木麻衣の詞は魅力的だ!ということを書き綴っていくブログです。」
※2008年1月21日以降、上記の説明文は変更されています。

と紹介してある通り、私は倉木麻衣の詞が好きです。
このブログで、一人でも「倉木麻衣の詞って思ったよりいいかも」と思ってもらえれば幸いです。

まず第一回目は20thシングルの表題曲「ダンシング」を取り上げましょう。何でいまさら一年前の曲を取り上げるのか・・・なんて言わないで、どうかご覧ください。
ダンシング

1.ダンシング
作詞:倉木麻衣
作曲:徳永暁人
編曲:徳永暁人

2.through the River
3.You look at me~one

この曲は、詞に文法ミスがあるということで、様々なサイトで酷評された経緯があります。
問題の箇所は曲の冒頭にあります。

「矛盾だらけのこの世の中には/いつも皆をうんざりさせる」

ここだけ見れば、明らかに文法ミスだと思われることでしょう。
続いて、こうです。

「だけど誰もが心のヒーロー/求めて眠れない夜を過ごす」

さらに、
「私も今変わろうとする/恐れずトライし続け/答えを見つけるから」

こう続くのがミソなんです。冒頭の文章は文法ミスではありません。仮に文法ミスだとして、冒頭の文章を直してみてください。「には」を「は」に変えると、曲と詞がマッチするかは置いといて、意味は通ります。しかし、「だれもが~」に意味的にスムーズにつながってきません。

私は倉木麻衣が意図した詞はこうだと思います。

「矛盾だらけのこの世の中には/いつも皆をうんざりさせる(人ばかり)」

「~うんざりさせる」の後が省略されているのです。「人ばかり」というのは仮に入れてみたのですが、ここに入るのはなんでもいいのです。政治家とか事件とか、 聴く人がいろいろ思い思いの人・事を思い浮かべられるように、倉木麻衣はあえて省略したのではないでしょうか。これなら、次にすんなりつながります。

うんざりさせる人ばかりだけど、誰もが心のヒーロー(仰々しくいえば師匠といえるでしょう)を求めて眠れない夜を過ごす・・・。「心のヒーロー」とはすごくうまい表現だなと思います。皆さんはどうですか?「心のヒーロー」求めていませんか?

そこで「倉木麻衣」の登場となります。彼女のファンにしてみれば、倉木麻衣がその「心のヒーロー」だと言ってもいいでしょう。しかし、倉木麻衣のファンはここ数年ひたすら減少しています。「昔はよかったのに・・・」という声も倉木サイドには少なからず届いているはずです。だから、倉木麻衣は、「私も今変わろうとする」と宣言しているのです。ファンにとっての心のヒーローであり続けるにはどうしたらいいか、その答えを求めて・・・。

「ダンシング」は、倉木麻衣自身の決意表明を通して、リスナーの胸に火をつけよう、という歌なのだと思います。二番サビに「We got you baby」とありますが、あなたたちを感動させるような歌をつくっていくよ!ということなのでしょう。2番サビ全体としてはファンとのコミュニケーション を歌っているのだと思います。一緒にシェルターぶっ壊そうぜ、つーかぶっ壊れようぜ(?)ってな感じが倉木にとってはダンシングと例えられるんでしょう。
徳永氏の作曲ということで飛び跳ねたリズム重視の曲になってます。そのためか、詞も2番のサビがすべて英語になっており曲のリズムを生かそうとしています。ただ、このことが楽曲を少し軽薄にしてしまっているように感じます。うーん、ここだけ個人的には残念です。

最後に、「ダンシング」で一番好きな詞はこれです。
もし一秒でも/君の笑顔輝いたなら/心の奥の夢見つけ出せる
私も誰かの笑顔輝かせられることを夢の一番の根っこに持てたらいいなと思います。
コメント
この記事へのコメント
初めまして、今晩は。
「ダンシング」は正直私の好みではないのですが、
それを別にしても歌詞の運びに強引さを感じることはあります。

例えば、詩的な言葉…
「冷たい海」の冒頭の「砂漠に咲く 青い月の花」のように、
なにかイメージが与えられて、
聴き手が「これは何を象徴するものとして登場したのか」
などと考えることは、私の中では楽しい作業なのですが、
入るべき言葉が省略されていて日本語として意味が通じない、
というようなものは、ちょっと…と思ってしまいますね。
想像力が足りないと言われればそうなのですが、
無理やり感を感じてしまうと言いますか…

ところで「うんざりさせる」→「誰もが」の部分は、
今記事を読ませていただいているうちに思いついたのですが、
「だけど」ではなく「だから」ならば意味が通るような気がしました。
けれど、倉木さんとしては「だけど」にしたことに意味を持たせているんでしょうね。
私の頭ではその意図をつかめませんが…
2006/06/23(金) 18:46 | URL | しばしん #sxiOtZvs[ 編集]
はじめまして!このブログで初めてコメントを頂くことができ、非常にうれしいです。

多くの人に文法ミスだと思われる詞の書き方をした点は、製作サイドの配慮不足には違いないんだと思います。(もっとも、絶対に文法ミスじゃないと私が断言できるわけではないのですが)
ただ、私の場合、ダンシングを初めて聴いたときに、違和感をあまり感じなかったんですね。結構、詞も曲も気に入っていました。
そんなとき、多くのサイトで文法ミスだと決めつけられて酷評されているのを見て、こういう解釈だってあるじゃないかというのを示したくて、この記事を書いた次第です。

ちなみは私は「いつかはあの空に」の詞が一番好きなんですが、この曲は深く考えさせられる言葉がいっぱいありますね。
私もしばしんさんがおっしゃるような作業が好きですし、倉木さんには冷たい海のような方向性の詞を目指してほしいと実は思っています。一方でダンシングも結構好きなのですがね。

「だけど」と「だから」ではニュアンスが結構変わってくるように私は思います。
「だけど」は、この世の中に皆うんざりさせられてるにもかかわらず、心のヒーローを求めてしまうという意味合いだと思います。矛盾だらけの世の中にヒーローなんてなかなかいるはずもないのに、それでも人間はヒーロー求めちゃうんだよね~みたいな。
「だから」だと、この世の中にうんざりしてもう我慢ならない、心のヒーローよ現れて!みたいな・・・
なんとなく伝わりました?あくまで私はこう考えます、ということですが。
もし意味不明なところがあれば、また聞いてください♪
2006/06/23(金) 20:58 | URL | SaySay #-[ 編集]
はじめまして、とても素敵な作業をされていて嬉しく思います。で だけど と だから ですが 変えられません、逆の意味になってしまいます。だけど は現状を脱却し一歩前に踏み出そうと言う意志の表明。だから では現状から逃避するためにヒーローに救いを求める様なネガソングになってしまいます、麻衣的でありません。よくつべこべと否定的な事を得意そうに書いてるの見かけますが、否定を目的に否定しているものばかりですね。小賢しく、心に澱のある手合いですね。いつか救われる事を願います(笑)         麻衣さんは詩単体で完成を目指すと言うよりも楽曲としてメロディーに填めたり、言い回しや聞き手の印象にまで配慮を加える作業め併せて行っているので、あまり手厳しからんことを切に願っております。(笑)
2006/06/26(月) 11:29 | URL | K K #-[ 編集]
>K Kさん
はじめまして、K Kさん。
「だけど」と「だから」の違いについては、K Kさんのおっしゃるとおりだと思いますね。
私より断然分かりやすいです(汗)

結局は楽曲や詞の出来なんて人の見方によって変わるわけですから、否定的な意見を述べること自体を否定することはできないですよね。
もっともだと思う意見だってありますし、「小賢しく、心に澱がある」という言い方はどうかなと思います。
このブログとしては、自分が好きなものを否定されることは私としては悔しいので、麻衣さんに対するネガティブな感情をほんの少しでも抑えることができたらいいなぁと思っています。

私も結構見当違いな考えをさも得意そうに書くことがあるかもしれませんが(笑)、そのときは手厳しい反論よろしくお願いしますm(_ _)m
2006/06/26(月) 21:09 | URL | SaySay #-[ 編集]
こんばんはーー     否定と肯定は対極であっても同等ではありません。責任の重さがちがうのです。弁えない愚か者がチョロチョロしているんですよね(笑)
2006/06/26(月) 22:48 | URL | K K #-[ 編集]
>K Kさん
私のブログでは、コメントを寄せてくださる方への誹謗中傷はおやめください。

>しばしんさん
しばしんさん、すみません。
お気を悪くなさらずに、またいつでも書き込んでくださいね。


2006/06/27(火) 21:32 | URL | SaySay #-[ 編集]
SaySayさん、ごめんなさいね。個人を特定はしていません。否定的なコメントを他ブログにするにはそれなりの計らいが必要ではないかという一般論のつもりでした。お気を悪くさせてしまいましたね。誤ります。
2006/06/27(火) 22:08 | URL | K K #-[ 編集]
こんにちは。
そうですね、やはり「だけど」と「だから」とでは意味が違ってきますよね。
倉木さんもプロですし、解釈しにくい表現を用いることはあっても、
誤った表現、ミスをそのままにすることはないでしょう。

「いつかはあの空に」は私も好きです。
「Perfect Crime」の中でほっと一息つける曲ですよね。
ゆったりとした曲調だからか、メッセージがぐいぐい押してくることは無くて、
けれどすっと頭の中に響いてくるというか…

それから、何だか私のコメントが原因で空気が悪くなってしまったようで…すいません。
K Kさんのご意見が仮に私に宛てたものだったとしても、
仰るとおりの部分もありますし、特に気を悪くするようなことはありません。
むしろ、SaySayさんに気を遣わせてしまったようで…

今後も記事を楽しみに読ませていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
2006/06/28(水) 11:38 | URL | しばしん #sxiOtZvs[ 編集]
>K Kさん
私は「批判でも質問でもなんでもいいので、感想お待ちしてます」とブログに書いてますので。
暴言を使われるのは嫌ですが、紳士に意見されるのはむしろ歓迎したいと思っています。
せっかくブログやるんだから、一方通行より少しくらいやり合いがあった方が私はいいと思うんですよね。

>しばしんさん
しばしんさんの書き込みには何の問題もありませんよ。あやまらないでください。
2006/06/28(水) 22:31 | URL | SaySay #-[ 編集]
SaySayさんこんにちわ Growing of my heartの方に先ほどコメントさせていただきました。

こちらも気になったので、自分なりに思うところを書かせていただきます。

文法ミス!? という点なんですが、僕は正直気になりませんでした。
あくまで歌の“歌詞”なので、僕は矛盾点があるのは良いのではないか?と思います。
僕は自分も物語や文章を書くのが好きなので、自分の感性で良い様に捕らえているのかも知れませんが、他の曲の所でSaySayさんが解説されていた“歌詞”と歌い方の違い等にも共通する部分があるのではないでしょうか?
言ってみれば「言葉遊び」なのではないか?

今思い浮かんだ極端な話ですが、10年程前にエヴァンゲリオンってアニメが一世風靡したじゃないですか?あれも結構言葉のアヤや難解な文章が人の心を巧みに魅了してましたか、そういうのもありなのかなって思いました。
(まとまってない&話ずれてる;;)

そして、麻衣ちゃんファンが減った点ですが、やはり以前の大衆受けしていた楽曲からの移り変わりが大きな一因ではあると思います。
しかし、ダンシングやベストオブヒーローを聞いてて思うんですが
「決して強くない、人間らしい、でも負けない、何かを探している、新しい自分を模索しつづける」
そんな麻衣ちゃんの人間らしい迷いも感じるけど 人としての魅力 を感じます。

Growing of my heartの方で、ウタダのCDを貸してもらったと書いたんですが、その友人に2ndアルバムまでは持っているそうなので最近アルバムを貸した所「なんか、聞き込む程にハマッてく」と言ってました。
倉木サウンドは変わったとは言われますが、根本の部分は変わってないのかな?と思う反面、新たな魅力、それは楽曲から溢れ出す倉木麻衣という一人の人間としての魅力なのかなぁ~等とも感じました。



…っと、SaySayさんのブログなのに長々コメントをしてしまい&相変わらずまとまらず申し訳ありません。

ただ、SaySayさんの解説には皆色々考え方、感じ方があるんだなぁと関心させられます。これからも期待してます♪
2006/12/19(火) 10:17 | URL | YOU #mQop/nM.[ 編集]
>YOUさん

>>あくまで歌の“歌詞”なので、僕は矛盾点があるのは良いのではないか?

当然そうだと思います。
ただ、矛盾を感じさせないような気遣いは必要なのかもしれません。
この記事については、文法ミスとは断定できないじゃないか、という視点から書きました。歌詞も言葉である以上文法ミスはあり得るわけですが、歌詞であるが故に文法ミスであるとの断定はできないとも言えます。
私も大してこの問題が気になったわけではないんですけどね。
エヴァンゲリオンと倉木さんの歌詞の共通点は、抽象的な表現を多用するといったところでしょうか。でも、私にはちょっとしっくりこないかも。どちらかというと、GARNET CROWタイプの「言葉遊び」という感じがします。

>>麻衣ちゃんファンが減った点ですが、やはり以前の大衆受けしていた楽曲からの移り変わりが大きな一因ではあると思います。

そうだと思います。
もっといえば、昔が大衆受けしていたというより、音楽性の変遷が激しくファンがついて行き難いのでは、と思います。
私が感じる倉木さんの「人としての魅力」は、YOUさんと違うところにあるかもしれません。
私の場合、倉木さんの一本筋の通った楽観性に一番魅力を感じています。
このあたりはいずれ、ブログで詳しく語りたいですね。

YOUさんの友人の方は、つまり3rdからアルバムを買うのを止めたということですね?実は私、その気持ち良く分かるんですよ。最初、私は2ndから3rdへの音楽性の変化に戸惑ってましたもん。今はとても好きなアルバムなんですけどね。
倉木さんの曲は聴き込まないと良さが分からないものが多いですよね。かの名曲「Time after time」もフルで聴いてこそ、その魅力を実感することができますし。
倉木サウンドについては、その根本を支える制作スタッフにいまだ恵まれていることが大きいんじゃないかと思います。新しい魅力については、どうでしょう、以前に比べて明るさや温かさを表現できるようになったのかなとは思いますね。一人の人間としての魅力は昔の楽曲にも大いに表れていたように思います。

うー、私もまとまんないです(笑)。

これからも気軽にコメントしてくださいね♪
2006/12/21(木) 03:28 | URL | SaySay #-[ 編集]
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